動態保存(どうたいほぞん)とは、関連する業界内においてその機械類がほとんど運用されないような状態において、機械類が本来の用途としての動作・運用可能な状態で保存されている場合、もしくはその状態そのもののことである。博物館や公園などに常設する形で展示するなど、動作・運用が可能ではない、もしくはそれを目的としない状態で保存する場合は静態保存という。 なお、鉄道の動態保存においては、個々の車両の保存では動いている状態とは言えず、廃線となった路線という運営システム自体を保存し旧式の車両を走らせる場合を保存鉄道(嵯峨野観光鉄道など)と呼ぶ。ただし、車籍を復活させた車両を現存する路線で走らせる動態保存についても「保存鉄道」と呼ぶ場合もあり、区別は曖昧である。