汪 兆銘(おう ちょうめい、ワン・ジャオミン、1883年5月4日 - 1944年11月10日)は、中華民国の政治家。行政院長(第4代)・中国国民党副総裁。辛亥革命の父、孫文の側近として活躍して党の要職を占めた。 字は季新。号は精衛(中華圏では「汪精衛」と呼ぶのが一般的である)。 知日派として知られ、1940年3月、南京に日本の傀儡政権である汪兆銘政権を樹立し、同年11月には正式に主席となった。1944年、名古屋市にて病死。 広東省の生まれ。原籍は浙江省紹興府山陰県(現在の紹興市柯橋区)。著作に『汪精衛文存』などがある。