上海クーデター(シャンハイクーデター)は、1927年4月12日に中華民国において、北伐に呼応し第三次上海暴動を引き起こした武装労働者糾察隊が、国民革命軍右派による武装解除の命に応じず抵抗を試みたため、革命軍から武力行使を受けた事件およびその武力行使に対して抗議のためのデモを行った労働者・市民に対し革命軍が発砲・虐殺し、国民党左派・共産党系労働組合の解散を命じ総工会の建物を占拠した事件。四・一二事件とも言う。中国国民党は「清党」と称する一方、中国共産党は「四・一二反革命政変」、「四・一二惨案」と称す。検挙の過程で暴動を引き起こした多くの共産党党員と工場労働者が死傷した。 日本語版では国民党、共産党のどちらの立場にも立たず、日本でよく使われる用語として上海クーデターを用いる。