中華共和国(ちゅうかきょうわこく)は、1933年に発生した福建事変(閩変)の際、陳銘枢、李済深、およびの指導者によって、福建省福州で樹立された地方政権の名称。福建人民政府(ふっけんじんみんせいふ)の名で呼ばれることが多い。正式名称は中華共和国人民革命政府(ちゅうかきょうわこくじんみんかくめいせいふ)で「反日反蔣介石」を標榜した。首都は福州市。および中国銀行発行の銀行券を通貨とした。 1933年11月22日に正式な成立を果たしたが、1934年1月13日に国民政府中央軍が福州に進駐したため、政権の維持はわずか2か月足らずであった。