三種の神器(さんしゅのじんぎ、さんしゅのしんき、他の読み方もある)は、日本神話において、天孫降臨の際にアマテラス(天照大神)がニニギ(瓊瓊杵尊、邇邇芸命)に授けた三種類の宝物、すなわち八咫鏡・天叢雲剣(草薙剣)・八尺瓊勾玉の総称。また、これと同一とされる、日本の歴代天皇が古代よりレガリアとして伝世してきた三種類の宝物を指す。 読みはほかに、大和言葉(和語)で「みくさのかむたから」とその転訛形である「みくさのかむだから」「みくさのかんだから」があり、「みくさのたから」「みくさのたからもの」もある。「みくさ」は「三種」を意味する大和言葉。加えて、異表記として「三種の宝(さんしゅのたから)」「三種の神宝(さんしゅのしんぽう)」「三種の三祇(さんしゅのさんぎ)」がある。 特に剣と璽(皇位の印章としての勾玉)を併せて「剣璽(けんじ)」と称するが、「三種の神器」の別称でもある。