朱器台盤(しゅきだいばん)とは、藤原氏の家宝として歴代藤氏長者に継承されてきた朱塗りの台盤・什器のこと。 正月の大臣大饗(だいおう)の際に用いた。ただし任大臣大饗など略式の大饗の際には用いられない。 氏印・渡荘券文(わたりしょうけんもん、長者が管理する荘園「殿下渡領」の権利書)・蒭斤(まぐさはかり、藤氏長者の御厩の秣を計量・管理するための秤)とともに継承される、藤原氏のレガリアであった。