水上機母艦(すいじょうきぼかん)は、水上機を搭載し、カタパルトを使用して発進、あるいは水上に降ろして発進させ、着水した水上機を吊り上げて格納する機能を持つ軍艦。第一次世界大戦当時、「航空母艦」とは水上機母艦のことであり、「航空母艦」と称するのが一般的であった。大型飛行艇の運用を支援するための軍艦は飛行艇母艦と呼ばれ、水上機母艦とは区別されることも多いが、水上機母艦の一種としても扱われる。英語では、港湾等において水上機の移動基地として使用することを目的としたものをSeaplane tender、艦隊に随伴して行動し、洋上での機動的運用を目的としたものをSeaplane carrierと区別されていることがある。