アーガス (英語: HMS Argus, I49) は、イタリア王国が発注した貨客船を改造したイギリス海軍の航空母艦。同型艦はない。艦名はギリシャ神話のアルゴスに由来する。 イギリス海軍が建造した巡洋戦艦改造空母「フューリアス」や、巡洋艦改造空母「ヴィンディクティブ」での使用実績を踏まえて設計された。飛行甲板上に構造物を設けない全通甲板(フラッシュデッキ型、フラットトップ型)を採用した最初の飛行機母艦であり、事実上世界最初の実用的な航空母艦である。本艦は、アメリカ海軍の「ラングレー」(給炭船改造、1922年就役)や日本海軍の「鳳翔」(1922年12月就役)など、列強の空母開発に大きな影響を与えた。