速吸(はやすい/はやすひ)は、大日本帝国海軍の給油艦。書類上は風早型運送艦の2番艦。艦名は海峡・水道に由来する。速吸瀬戸は豊予水道(瀬戸内海南西口となる四国佐田岬、九州佐賀関半島関崎間)の雅称 給油艦にカタパルトと小規模飛行甲板を装備した補助空母というべき艦艇だったが、航空機艤装を実戦で活用する機会はなかった。1944年(昭和19年)4月下旬に竣工。6月中旬のマリアナ沖海戦直前に小沢機動部隊の補給部隊に合流、同海戦に参加した。一度内地に帰投したあと、8月中旬のヒ71船団に所属して南方へ進出中、米潜水艦の雷撃を受けて空母「大鷹」等と共に撃沈された。