樫(かし)は日本海軍の駆逐艦。松型駆逐艦の10番艦として藤永田造船所で建造された。艦名は桃型駆逐艦2番艦「樫」に続いて2代目。1944年(昭和19年)9月30日に竣工。11月15日新編の第52駆逐隊に所属した。ヒ81船団を護衛して南西方面に進出後、礼号作戦に参加した。1945年(昭和20年)1月21日、台湾高雄で空襲を受け損傷した。内地帰投後は瀬戸内海で待機。戦後は復員輸送に従事、のちにアメリカに引き渡され解体された。