ラングレー (英語: USS Langley, CV-1/AV-3) は、アメリカ海軍が保有した最初の航空母艦。就役時はジュピター (英語: USS Jupiter, AC-3) であった。1920年(大正9年)3月から航空母艦に改造され、1922年(大正11年)3月に再就役した。艦名はサミュエル・ラングレー博士にちなむ。最大速力15ノット程度の本艦は低速のため戦艦や巡洋艦の艦隊行動に追従できず、単艦での行動や、練習空母としてもちいられた。 旧式化と新世代空母の就役により空母としての役目を終え、飛行甲板の前方部分を撤去し、1937年(昭和12年)初頭から水上機母艦として活動した。また艦後部に残った飛行甲板を活用し、航空機輸送艦としても運用された。太平洋戦争開戦時はアジア艦隊に所属しており、日本軍の比島侵攻を避けて僚艦と共にフィリピンからオーストラリアへ脱出した。蘭印作戦にともないP-40戦闘機輸送任務のためジャワ島にむけインド洋を北上中、1942年(昭和17年)2月27日に同島チラチャップ南方で一式陸上攻撃機の爆撃を受けて大破、随伴の駆逐艦に雷撃処分された。