特別区(とくべつく)は、日本における特別地方公共団体の一種で、都の管轄にあって議会を持つ基礎自治体(市町村に準ずる)。 2022年(令和4年)1月時点で、特別区とは東京都区部に存在する23区のみを指す。ただし、後述のとおり、2013年に大都市地域における特別区の設置に関する法律が全面施行されたため、東京都以外の道府県であっても、政令指定都市の人口または政令指定都市と同一道府県内の隣接市町村の人口の合計が200万人以上ならば特別区へ移行することができるようになった。 「区」という呼称を含むものの、市に準じた地方自治に関する権能を有する点で、同じく特別地方公共団体である財産区とは異なる。また市町村には属さない団体である点で、行政区や地域自治区、合併特例区などとも異なる。財産区や合併特例区と同様に、法人格を有する団体である。