枕木(まくらぎ)とは、鉄道の線路(軌道)の構成部材。通常の線路においてはレールを二本平行に敷設し、その下に枕木を敷いてレールを支える。枕木の間にはバラスト軌道の場合は石を敷き詰め、保線要員はこの石を突いて、つまり具合を調整する。 近年の枕木は木製でないものが増えてきており、実情に合わせて表記も「枕木」から「まくらぎ」「マクラギ」に置き換えられてきている。日本の国土交通省は軌間(レールの間隔)が広がり過ぎたことによる地方鉄道での相次ぐ列車脱線事故を受けて、2018年6月、木製より耐久性が高いコンクリート製枕木への取り換えを中小私鉄、第三セクター鉄道、貨物鉄道事業者へ通知した。