少将(しょうしょう)は、もともとは律令制における官職の一つ。転じて軍隊の階級の一。将官に区分され、中将の下、大佐または准将または代将の上に位置する。北大西洋条約機構の階級符号(NATO階級符号)では、OF-7に相当する。また、陸海空軍でそれぞれ呼称の異なる少将を総称しTwo-star rankと呼ぶこともある。 将官のなかでは、最下級、又は准将がある場合には下から2番目の階級となる。英呼称は、陸軍:major general(メイジャー ジェネラル)、海軍:rear admiral(リア アドミラル)、ただし、他国の海軍は基本的にCounter admiralと呼称する。なお、フランス革命方式を使用する国々では補職制度により「師団将軍」あるいは「旅団将軍」と呼称する。アメリカ軍やフランス陸軍および空軍(海軍は中将)では、正規階級(regular rank)における最高位とされ、それよりも上の二階級は役職に応じた臨時階級(temporary rank)である。 * 陸軍では主に師団長(准将が無い陸軍では副師団長、旅団長または団長)、陸軍省各局長等を務める。 * 海軍では主に小規模な艦隊や戦隊の司令官 (准将の無い海軍では隊群司令も)、海軍省各局長等を務める。 * 空軍では主に航空師団長や飛行集団長(准将の無い空軍では航空団司令官)等を務める。