イェロギオフ・アヴェロフ (英語: Georgios Averof) はギリシャ海軍の装甲巡洋艦。第一次世界大戦前にギリシャ王国がイタリア王国から購入した大型艦。ピサ級巡洋艦の準同型艦である。艦名は、本艦の購入代金のうち1/3を寄付したギリシャの大富豪ジョージ・アヴェロフにちなむ。 本艦は1911年の就役から現代まで現存する唯一の装甲巡洋艦である。ギリシャでは、その活躍から敬意を持って、「戦艦」(θωρηκτό) と通称されている。なお、イェロギオフ・アヴェロフは日本語での慣用で、ギリシャ語名はイェオールイオス・アヴェローフ (ギリシア語: Γεώργιος Αβέρωφ) である。特に、名前の部分が「フ」ではなく「ス」である点に注意。