木(き)とは、 * 植物の一種を指すための用語。樹(き)、樹木(じゅもく)とも言う。木本(もくほん、植物学用語)ともいう。 * 用材や材木のこと。 「き」「木」や「樹」というのは古代から用いられてきた呼称・概念である。 現代では、「木」は高木と低木の総称である とも、木は大きさによって高木(喬木 きょうぼく)と低木(灌木 かんぼく)に区別する、とも考えられている。「木・樹」と言って、たちき(立木)を指していることもある。また「木・樹」と言って、特に高木を指す場合もある。 現代の植物学では(素朴な言葉として用いられている「木」という語を避け、学術的な用語を用いる場合)「木本植物」という用語で呼んでおり、これは「草(草本植物)」と対比する語である。 高さは、高いものではたとえばオーストラリアのユーカリの一種や北米のセコイアオスギのように130mほどに達するものがあり、小さいものではフッキソウやヤブコウジのような例がある。 木は古来、人間の生活・文化と密接な関係があり、洋の東西を問わず祭祀に何らかのかかわりを持っている。