会計史(かいけいし)では、会計の歴史および会計と密接に関係がある帳簿や簿記の歴史について扱う。会計は利益を利害関係者に説明する行為(accounting)を指し、簿記は帳簿に取引を記録する行為(bookkeeping)を指す。歴史的には、会計は財の記録とそれにもとづく管理、簿記は会計に固有の記録・計算用ツールともいえる。現在の会計という語は企業会計を指す場合が多いが、国家についての記録も多数が残されている。本記事では古代を含めて国家・商業組織の会計や家計簿を対象とする。