イシャンゴの骨(イシャンゴのほね、英語: Ishango bone)は、1960年にアフリカ・コンゴで発見された後期旧石器時代の骨角器。骨の年代はおよそ2万年前で、大きさの異なる刻み目が3列に亘って骨につけられている。この刻み目の数が、ある列は素数だけであったり、別の列では掛け算などを示唆するような内容であったため、発見以来数学的に意義のある考古学的証拠とされてきたが、一方でこの数に数学的な意味はないとする指摘もある。 イシャンゴの骨は2011年現在ブリュッセルにあるベルギー王立自然史博物館で常設展示されている。