レオナルド=フィボナッチ(Leonardo Fibonacci、Leonardo Pisano 1170年頃 - 1250年頃)は、中世で最も才能があったと評価されるイタリアの数学者である。 本名はレオナルド・ダ・ピサ(ピサのレオナルド)という。フィボナッチは「ボナッチの息子」を意味する愛称だが、19世紀の数学史家リブリが誤って作った名前でもある。 フィボナッチは、近代では主に次のような業績で知られている。 * 13世紀初頭に、『算盤の書』の出版を通じてアラビア数字のシステムをヨーロッパに導入した。 * 自身で発見したわけではないが、『算盤の書』の中で例として紹介したことで、「フィボナッチ数列」に名前を残した。