ザリガニ(蝲蛄・蜊蛄・躄蟹、クレイフィッシュ)は、ザリガニ下目のうちとの総称である。ザリガニ類と呼ぶこともあるが、この語はザリガニ下目を意味することもある。 分類学的には単一の分類群(タクソン)ではなく、ザリガニ上科とミナミザリガニ上科に分類される。しかしこの2上科は近縁で、ザリガニは単系統である。 ザリガニが淡水生であるのに対し、ザリガニ下目の残りである(アカザエビ・ロブスターなど)とは海生であり、通常はザリガニには含めない。しかし、海生のグループと明確に区別するため、淡水生のグループを「」 (freshwater crayfish) と呼ぶこともある。 なお狭義には、1種ニホンザリガニ Cambaroides japonicus、あるいは、それを含むアメリカザリガニ上科をザリガニと呼ぶこともある。