タンカイザリガニは、ザリガニ下目に属する移入種のザリガニ。本種は、当時の農林省の政策によって、各地の水域に放たれたアメリカ原産のザリガニ(シグナルザリガニ)のうち、滋賀県の今津町(現在は合併して高島市となっている)に位置する淡海湖に放流された個体を指す。淡海湖にのみ生息するザリガニとして、本種はウチダザリガニと亜種の関係にあると考えられていたが、最近は同じ種として統一されている(つまり、タンカイザリガニはウチダザリガニ(シグナルザリガニ)の淡海湖個体群として扱われる)。ウチダザリガニと形態や生態に大きな差はない