三角関数(さんかくかんすう、英: trigonometric function)とは、平面三角法における、角の大きさと線分の長さの関係を記述する関数の族および、それらを拡張して得られる関数の総称である。鋭角を扱う場合、三角関数の値は対応する直角三角形の二辺の長さの比(三角比)である。三角法に由来する三角関数という呼び名のほかに、後述する単位円を用いた定義に由来する円関数(えんかんすう、英: circular function)という呼び名がある。 三角関数には以下の6つがある。 * 正弦、sin(sine) * 正割、sec(secant) * 正接、tan(tangent) * 余弦、cos(cosine) * 余割、csc,cosec(cosecant) * 余接、cot(cotangent) 三角関数に似た性質を持つ関数として、指数関数や双曲線関数、ベッセル関数などがある。また、三角関数を利用して定義される関数としてしばしば応用されるものにsinc関数がある。