数学における媒介変数(ばいかいへんすう)、 助変数(じょへんすう、英: auxiliary variable; 補助変数)、パラメータ(英: parameter; 母数、径数)は、主たる変数(自由変数)に対して補助的に用いられる。異なる変数の間の陰伏的な関係を記述する媒介変数は、その媒介変数が変化したときの系の振る舞いを見るという意味で「変数」と見ることができるが、対照的に主変数の変化に伴う系の振る舞いを調べたい場合などでは、しばしば補助変数は(「値を取り換えることができる」という意味で値は任意にとれるけれども)「定数」として扱われる。 広範な各分野において、より特定の意味で用いられるが、一般に「パラメータ」は特定の系(事象や対象や状況など)を決定したり分類したりする助けとなる任意の特徴量を言う。つまり、パラメータは系の同定(あるいは、状態や振る舞いの評価、条件の特定など)に際して有用あるいは重大な役割を果たす系の要素となるものである。