職業(しょくぎょう、英: 主にoccupation、他にprofessionやvocationなど)は、生計を維持するために、人が日々従事する仕事。社会的分業の成立している社会において生活を営む人々が、それにつくことによって、その才能と境遇に応じた社会的役割を分担し、これを継続的に遂行し実現しつつ、その代償として収入を得て生活に必要な品々を獲得する、継続的な活動様式。生業(すぎわい、(せいぎょう、なりわい)とも。短く職(しょく)とも。 あえてわざわざ「職業」と言う場合は、「仕事」という表現とは区別して使われていると考えてよい。つまり辞書類の定義文でわざわざ「日常」という語を入れていたり日本大百科全書の定義文でわざわざ<継続>という言葉が入れられているように、<継続性>は職業であることの重要な要件のひとつであり、仕事のうち継続性を備えたものだけを職業と呼んでいる。継続性の無いもの、たとえば「一生でただ一度だけ、単発でペンキ塗りを頼まれて、1~2日でそれを行い、何がしかの報酬をもらった」とか、「一生で5~6度だけ、機械修理を頼まれてそれを行って、それなりの報酬をもらった」とかいったようなことは「仕事」とは呼べるが「職業」とは呼べない。