『桜ほうさら』(さくらほうさら)は、宮部みゆきの時代小説。2009年3月号から2012年10月号までPHP研究所刊の月刊文庫『文蔵』に連載されたのち、加筆・修正され2013年3月11日にPHP研究所から単行本が刊行された。 2015年12月15日にPHP文芸文庫版が上下2巻で発売された。 タイトルの『桜ほうさら』とは、山梨県の一部で使われる「いろいろあって大変だ」という意味の「ささらほうさら」に、物語の中で象徴的に使われる「桜」を絡めた造語である。 田舎者で心優しい古橋笙之介が、江戸の人々に助けられながら、父の無実を証明しようと奔走する姿を描いた時代ミステリー。 2014年1月1日にNHKでテレビドラマ化された。