オックスフォード大学(University of Oxford)は、イギリスの大学都市、オックスフォードに所在する総合大学である。11世紀の末に大学の礎が築かれていることから、現存する大学としては世界で3番目に古く、英語圏では最古の大学である。各種の世界大学ランキングで1位の大学に選ばれるなど(例えば「タイムスハイヤーエデュケーション」では、2017年から5年連続で1位))、ハーバード大学、ケンブリッジ大学、スタンフォード大学などと並び、常にトップレベルの優秀な大学として評価される世界有数の名門大学である。 多くの政治家や学者を輩出し、政治家では28人のイギリス首相、30人以上の各国元首、55人のノーベル賞受賞者、150人以上のオリンピックメダリストなどがオックスフォードの出身である。6人のイギリス国王が学び、日本からも今上天皇、皇后雅子、秋篠宮文仁親王らの皇族が留学している。 学生数(2019年時点)は、学部生が1万1930人、大学院生が1万1813人で、160カ国・地域からの留学生が4割を占める。 「オックスブリッジ」として並び称されるケンブリッジ大学は、オックスフォードから多くの教師と学生が1209年にケンブリッジに移住した事件に端を発する。両校とも英語圏の古代大学、欧州内の中世大学群に属し、イギリス伝統のカレッジ制を特徴とする大学である。入学式と卒業式はラテン語で行われる。