アインシュタインとシラードの冷蔵庫(アインシュタインとシラードのれいぞうこ)では、1920年代ドイツで物理学者アルベルト・アインシュタインと物理学者レオ・シラードが考案し特許申請した3種類の形式の冷蔵庫について述べる。電気式の冷蔵庫は当時普及しはじめたものの有毒な冷媒を用いていたために死亡事故を引き起こしていた。アインシュタインとシラードの冷蔵庫では可動部分をなくすことで冷媒が漏れる心配をなくすことを目指していた。それぞれの形式でプロトタイプが作成されたものの、いくつかの技術的問題やドイツの経済状況のためにいずれも商品化されることはなかった。