エンフィールド銃(エンフィールドじゅう、Enfield Rifle Musket)とは、イギリスのエンフィールド造兵廠で開発されたパーカッションロック式の前装式小銃(施条銃)である。弾丸は、初期にガス圧で拡張するプリチェット弾、後期にプラグを使って拡張するエンフィールド弾を使用したので、ミニエー銃ではなくライフルマスケットに分類される。1853年から1871年までイギリス軍の制式小銃として使用され、4つのバージョンが存在するほか、銃身長の異なるタイプ(2バンド・3バンド)が製造された。この記事では、1853年型の解説を行う。 1866年以降は一体型の実包を使うスナイダー・エンフィールド(Snider-Enfield)への改造が進められた。日本では幕末に大量に輸入され、戊辰戦争では新政府軍の主力小銃であった。明治時代初期の大日本帝国陸軍はこの銃で装備され、西南戦争頃まで使用された。日本での俗称は「エンピール銃」、「鳥羽」、「ミニエー」などで、外国での俗称は「エンフィールド・ライフル」、「エンフィールド・プリチェット・ライフル」、「ロング・エンフィールド・ライフル」などであった。

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  • エンフィールド銃(エンフィールドじゅう、Enfield Rifle Musket)とは、イギリスのエンフィールド造兵廠で開発されたパーカッションロック式の前装式小銃(施条銃)である。弾丸は、初期にガス圧で拡張するプリチェット弾、後期にプラグを使って拡張するエンフィールド弾を使用したので、ミニエー銃ではなくライフルマスケットに分類される。1853年から1871年までイギリス軍の制式小銃として使用され、4つのバージョンが存在するほか、銃身長の異なるタイプ(2バンド・3バンド)が製造された。この記事では、1853年型の解説を行う。 1866年以降は一体型の実包を使うスナイダー・エンフィールド(Snider-Enfield)への改造が進められた。日本では幕末に大量に輸入され、戊辰戦争では新政府軍の主力小銃であった。明治時代初期の大日本帝国陸軍はこの銃で装備され、西南戦争頃まで使用された。日本での俗称は「エンピール銃」、「鳥羽」、「ミニエー」などで、外国での俗称は「エンフィールド・ライフル」、「エンフィールド・プリチェット・ライフル」、「ロング・エンフィールド・ライフル」などであった。 (ja)
  • エンフィールド銃(エンフィールドじゅう、Enfield Rifle Musket)とは、イギリスのエンフィールド造兵廠で開発されたパーカッションロック式の前装式小銃(施条銃)である。弾丸は、初期にガス圧で拡張するプリチェット弾、後期にプラグを使って拡張するエンフィールド弾を使用したので、ミニエー銃ではなくライフルマスケットに分類される。1853年から1871年までイギリス軍の制式小銃として使用され、4つのバージョンが存在するほか、銃身長の異なるタイプ(2バンド・3バンド)が製造された。この記事では、1853年型の解説を行う。 1866年以降は一体型の実包を使うスナイダー・エンフィールド(Snider-Enfield)への改造が進められた。日本では幕末に大量に輸入され、戊辰戦争では新政府軍の主力小銃であった。明治時代初期の大日本帝国陸軍はこの銃で装備され、西南戦争頃まで使用された。日本での俗称は「エンピール銃」、「鳥羽」、「ミニエー」などで、外国での俗称は「エンフィールド・ライフル」、「エンフィールド・プリチェット・ライフル」、「ロング・エンフィールド・ライフル」などであった。 (ja)
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  • エンフィールド銃(エンフィールドじゅう、Enfield Rifle Musket)とは、イギリスのエンフィールド造兵廠で開発されたパーカッションロック式の前装式小銃(施条銃)である。弾丸は、初期にガス圧で拡張するプリチェット弾、後期にプラグを使って拡張するエンフィールド弾を使用したので、ミニエー銃ではなくライフルマスケットに分類される。1853年から1871年までイギリス軍の制式小銃として使用され、4つのバージョンが存在するほか、銃身長の異なるタイプ(2バンド・3バンド)が製造された。この記事では、1853年型の解説を行う。 1866年以降は一体型の実包を使うスナイダー・エンフィールド(Snider-Enfield)への改造が進められた。日本では幕末に大量に輸入され、戊辰戦争では新政府軍の主力小銃であった。明治時代初期の大日本帝国陸軍はこの銃で装備され、西南戦争頃まで使用された。日本での俗称は「エンピール銃」、「鳥羽」、「ミニエー」などで、外国での俗称は「エンフィールド・ライフル」、「エンフィールド・プリチェット・ライフル」、「ロング・エンフィールド・ライフル」などであった。 (ja)
  • エンフィールド銃(エンフィールドじゅう、Enfield Rifle Musket)とは、イギリスのエンフィールド造兵廠で開発されたパーカッションロック式の前装式小銃(施条銃)である。弾丸は、初期にガス圧で拡張するプリチェット弾、後期にプラグを使って拡張するエンフィールド弾を使用したので、ミニエー銃ではなくライフルマスケットに分類される。1853年から1871年までイギリス軍の制式小銃として使用され、4つのバージョンが存在するほか、銃身長の異なるタイプ(2バンド・3バンド)が製造された。この記事では、1853年型の解説を行う。 1866年以降は一体型の実包を使うスナイダー・エンフィールド(Snider-Enfield)への改造が進められた。日本では幕末に大量に輸入され、戊辰戦争では新政府軍の主力小銃であった。明治時代初期の大日本帝国陸軍はこの銃で装備され、西南戦争頃まで使用された。日本での俗称は「エンピール銃」、「鳥羽」、「ミニエー」などで、外国での俗称は「エンフィールド・ライフル」、「エンフィールド・プリチェット・ライフル」、「ロング・エンフィールド・ライフル」などであった。 (ja)
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  • エンフィールド銃 (ja)
  • エンフィールド銃 (ja)
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