MSXのゲームタイトル一覧(エムエスエックスのゲームタイトルいちらん)では、MSX1・MSX2・MSX2+・MSXturboR対応の日本国内向けゲームソフトを発売順に列記する。 1983年にMSXが誕生した当初は、規格の提唱元であるアスキーを中心としたラインナップが展開されていたが、それ以降はソニーといったMSX参加企業や、ナムコといったゲーム会社、さらにはポニーキャニオンなどのレコード会社からソフトウェアが発売されていった。特にコナミはMSX用ソフトを多く発売してきた企業の一つであり、『グラディウス』をはじめとするアーケードゲームからの移植や、『けっきょく南極大冒険』といった教育ソフトも展開した。また同社の『メタルギア』は、MSX2におけるスプライトの表示制限などを逆手に取るかたちでステルスゲームというジャンルを確立した。

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  • MSXのゲームタイトル一覧(エムエスエックスのゲームタイトルいちらん)では、MSX1・MSX2・MSX2+・MSXturboR対応の日本国内向けゲームソフトを発売順に列記する。 1983年にMSXが誕生した当初は、規格の提唱元であるアスキーを中心としたラインナップが展開されていたが、それ以降はソニーといったMSX参加企業や、ナムコといったゲーム会社、さらにはポニーキャニオンなどのレコード会社からソフトウェアが発売されていった。特にコナミはMSX用ソフトを多く発売してきた企業の一つであり、『グラディウス』をはじめとするアーケードゲームからの移植や、『けっきょく南極大冒険』といった教育ソフトも展開した。また同社の『メタルギア』は、MSX2におけるスプライトの表示制限などを逆手に取るかたちでステルスゲームというジャンルを確立した。 また、1986年に開始したブラザー工業のダウンロードサービスソフトベンダーTAKERUには取扱い機種の一つとしてMSXが含まれており、TAKERU専売ソフトもあった。同年、日本テレネットもMSX向け商用パソコン通信サービス「THE LINKS」を開始しており、こちらもフロッピーディスクを用いたゲームの配信を展開していた。このシステムにはMSX用ソフトを展開していた多くの企業が参加しており、多人数同時参加型カーレース『ミッドナイトラリー』(コナミ)などが誕生した。また、既存のソフトにおいても、チャット機能による複数人プレイ(例:『ディーヴァ』)や、スコアアタック大会(例:『レイドック』、『ツインビー』ほか)といったサービスも展開された。MSX用ソフトの中には『ELLE』といった成人向け作品(アダルトゲーム)も含まれており、『フェアリーテール海賊版』のようにTAKERU限定で発売されているケースや、ディスクマガジンに一般向け作品とともに成人向け作品などが収録されているケースもあった。 一方、ファミリーコンピュータをはじめとする家庭用ゲーム機の普及に加え、マイクロソフトがグラフィカルユーザインタフェース を搭載したオペレーティングシステム・Windows3.1を発表したことで、MSXのライバルが急増していった。1989年には、MSX2の後継規格・MSX2+が誕生したが、この規格に対応した製品は、ソニーと三洋電機とパナソニックの3社から合計7機種が発売された程度にとどまり、MSX2+に対応したソフトも『レイドック』や『吉田建設』などごくわずかだった。また、MSX2+の目玉となるはずだった横スクロール機能は同様の表現技法が確立していたことから、MSX2に対する決定的な優位性にはならなかった。1990年には、16ビットCPUを搭載したMSXturboRが発表されたものの、松下電器産業が参入しただけだった。ソフトウェアにおいても、商用ソフトが減少する一方で同人ソフトの割合が増えていった。 MSX用ソフトはのちに、『コナミアンティークスMSXコレクション』をはじめとするオムニバス作品への移植や、バーチャルコンソールやプロジェクトEGGといったダウンロードサービスを通じて後世のパソコンや家庭用ゲーム機といったほかのプラットフォームにも展開された。またアリスソフトの「配布フリー宣言」のように条件付きでユーザによる再配布を許可する例や、TAKERUでソフトを販売していた同人サークルがサービス終了後に自分たちのウェブサイトでソフトを無料公開していたケースもあった。 (ja)
  • MSXのゲームタイトル一覧(エムエスエックスのゲームタイトルいちらん)では、MSX1・MSX2・MSX2+・MSXturboR対応の日本国内向けゲームソフトを発売順に列記する。 1983年にMSXが誕生した当初は、規格の提唱元であるアスキーを中心としたラインナップが展開されていたが、それ以降はソニーといったMSX参加企業や、ナムコといったゲーム会社、さらにはポニーキャニオンなどのレコード会社からソフトウェアが発売されていった。特にコナミはMSX用ソフトを多く発売してきた企業の一つであり、『グラディウス』をはじめとするアーケードゲームからの移植や、『けっきょく南極大冒険』といった教育ソフトも展開した。また同社の『メタルギア』は、MSX2におけるスプライトの表示制限などを逆手に取るかたちでステルスゲームというジャンルを確立した。 また、1986年に開始したブラザー工業のダウンロードサービスソフトベンダーTAKERUには取扱い機種の一つとしてMSXが含まれており、TAKERU専売ソフトもあった。同年、日本テレネットもMSX向け商用パソコン通信サービス「THE LINKS」を開始しており、こちらもフロッピーディスクを用いたゲームの配信を展開していた。このシステムにはMSX用ソフトを展開していた多くの企業が参加しており、多人数同時参加型カーレース『ミッドナイトラリー』(コナミ)などが誕生した。また、既存のソフトにおいても、チャット機能による複数人プレイ(例:『ディーヴァ』)や、スコアアタック大会(例:『レイドック』、『ツインビー』ほか)といったサービスも展開された。MSX用ソフトの中には『ELLE』といった成人向け作品(アダルトゲーム)も含まれており、『フェアリーテール海賊版』のようにTAKERU限定で発売されているケースや、ディスクマガジンに一般向け作品とともに成人向け作品などが収録されているケースもあった。 一方、ファミリーコンピュータをはじめとする家庭用ゲーム機の普及に加え、マイクロソフトがグラフィカルユーザインタフェース を搭載したオペレーティングシステム・Windows3.1を発表したことで、MSXのライバルが急増していった。1989年には、MSX2の後継規格・MSX2+が誕生したが、この規格に対応した製品は、ソニーと三洋電機とパナソニックの3社から合計7機種が発売された程度にとどまり、MSX2+に対応したソフトも『レイドック』や『吉田建設』などごくわずかだった。また、MSX2+の目玉となるはずだった横スクロール機能は同様の表現技法が確立していたことから、MSX2に対する決定的な優位性にはならなかった。1990年には、16ビットCPUを搭載したMSXturboRが発表されたものの、松下電器産業が参入しただけだった。ソフトウェアにおいても、商用ソフトが減少する一方で同人ソフトの割合が増えていった。 MSX用ソフトはのちに、『コナミアンティークスMSXコレクション』をはじめとするオムニバス作品への移植や、バーチャルコンソールやプロジェクトEGGといったダウンロードサービスを通じて後世のパソコンや家庭用ゲーム機といったほかのプラットフォームにも展開された。またアリスソフトの「配布フリー宣言」のように条件付きでユーザによる再配布を許可する例や、TAKERUでソフトを販売していた同人サークルがサービス終了後に自分たちのウェブサイトでソフトを無料公開していたケースもあった。 (ja)
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  • 「よくわかる美少女ゲーム 傾向と対策編 カクテルソフト増刊号」、49頁。 (ja)
  • 「よくわかる美少女ゲーム 傾向と対策編 フェアリーテール海賊版」、48頁。 (ja)
  • 「よくわかる美少女ゲーム 傾向と対策編 L」、18-21頁。 (ja)
  • 「よくわかる美少女ゲーム 傾向と対策編 Thanatos -サナトス-」、36-37頁。 (ja)
  • 「よくわかる美少女ゲーム 傾向と対策編 ポッキー2」、14-17頁。 (ja)
  • 「よくわかる美少女ゲーム 傾向と対策編 ナイキ」、26-27頁。 (ja)
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