後二条天皇(ごにじょうてんのう、1285年3月9日〈弘安8年2月2日〉- 1308年9月10日〈徳治3年8月25日〉)は、日本の第94代天皇(在位:1301年3月2日〈正安3年1月21日〉- 1308年9月10日〈徳治3年8月25日〉)。諱は邦治(くにはる)。 大覚寺統であり、後宇多天皇の第一皇子。母は太政大臣堀川基具の養女で実孫の基子(西華門院)。後醍醐天皇の異母兄にあたる。 後二条天皇の即位は鎌倉幕府が朝廷に治天と天皇の交代を要求したことから実現したものだったが、ここまで半世紀以上にわたって持明院統と大覚寺統による両統迭立を重ねてきた結果、この天皇の即位後3年半にわたって史上最多となる5代の上皇(後深草院・亀山院・後宇多院・伏見院・後伏見院)が同時に存在することになった。