花山院 師賢(かざんいん もろかた)は、鎌倉時代後期の公卿・歌人。内大臣・花山院師信の二男。官位は正二位・大納言、贈太政大臣。後醍醐天皇の討幕計画に参加したが、幕府に拘束されて配所の下総国で没した。 後醍醐朝の有力歌人であり、『続千載和歌集』以下の勅撰和歌集に14首が入集したほか、准勅撰和歌集『新葉和歌集』にも文貞公(ぶんていこう)の諡号で49首が採られた。