水素イオン指数(すいそイオンしすう、独: Wasserstoffionenexponent)とは、溶液の液性(酸性・アルカリ性の程度)を表す物理量で、記号pH(ピーエッチ、ペーハー(参照)、英: potential of hydrogen)で表す。水素イオン濃度指数または水素指数とも呼ばれる。1909年にデンマークの生化学者セーレン・セーレンセンが提案した。現在は水素イオンの活量により定義される。 pHは、水素イオンのモル濃度をmol/Lで除した値の逆数の常用対数 として定義されたが、1924年にセーレンセンは水素イオンの活量の逆数の常用対数 に定義を改めた。測定上の原理的な問題があるものの、活量を用いたこの定義が、概念上の定義としてIUPACやJISで現在採用されている。しかしながら、希薄溶液において活量はモル濃度をmol/Lで除したものにほぼ等しいため、通常pHはモル濃度から計算される。通常は大気圧の下にある薄い水溶液の値を指す。酸や塩基の濃度が十分に低ければ、濁った水(懸濁液・乳濁液など)でも測定可能である。

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  • 水素イオン指数(すいそイオンしすう、独: Wasserstoffionenexponent)とは、溶液の液性(酸性・アルカリ性の程度)を表す物理量で、記号pH(ピーエッチ、ペーハー(参照)、英: potential of hydrogen)で表す。水素イオン濃度指数または水素指数とも呼ばれる。1909年にデンマークの生化学者セーレン・セーレンセンが提案した。現在は水素イオンの活量により定義される。 pHは、水素イオンのモル濃度をmol/Lで除した値の逆数の常用対数 として定義されたが、1924年にセーレンセンは水素イオンの活量の逆数の常用対数 に定義を改めた。測定上の原理的な問題があるものの、活量を用いたこの定義が、概念上の定義としてIUPACやJISで現在採用されている。しかしながら、希薄溶液において活量はモル濃度をmol/Lで除したものにほぼ等しいため、通常pHはモル濃度から計算される。通常は大気圧の下にある薄い水溶液の値を指す。酸や塩基の濃度が十分に低ければ、濁った水(懸濁液・乳濁液など)でも測定可能である。 常温常圧の水溶液 (pH + pOH = 14)では、水溶液のpHが7より小さいときは酸性、7より大きいときはアルカリ性、7付近のときは中性である。pHが小さいほど水素イオン濃度は高い。pHが1減少すると水素イオン濃度は10倍になり、逆に1増加すると水素イオン濃度は10分の1になる。酸性の原因は水素イオンなので、pHが中性のときの値よりも小さくなればなるほど酸性が強くなる。一方、アルカリ性の原因は水酸化物イオンである。水溶液の水素イオン濃度が10分の1になると、質量作用の法則に従って水酸化物イオンの濃度は10倍になるので、pHが中性のときの値よりも大きくなればなるほどアルカリ性が強くなる。 質量パーセント濃度が数 % 以下の水溶液のpHは、おおむね0 - 14の範囲にある。市販のpHメーターで計測できるのも、通常は0 - 14までか、それより狭い範囲である。pHがこの範囲から外れるような液体の場合は、モル濃度による値と活量による値の差が無視できないほど大きくなるので、水素イオン濃度をmol/L単位で表した数値の逆数の常用対数がpHである、と考えるのは不適当である。モル濃度が 1 mol/L を超えるような、濃厚な酸や濃厚アルカリ溶液の酸性・アルカリ性の強さは、酸度関数によって表現するのが一般的である。 (ja)
  • 水素イオン指数(すいそイオンしすう、独: Wasserstoffionenexponent)とは、溶液の液性(酸性・アルカリ性の程度)を表す物理量で、記号pH(ピーエッチ、ペーハー(参照)、英: potential of hydrogen)で表す。水素イオン濃度指数または水素指数とも呼ばれる。1909年にデンマークの生化学者セーレン・セーレンセンが提案した。現在は水素イオンの活量により定義される。 pHは、水素イオンのモル濃度をmol/Lで除した値の逆数の常用対数 として定義されたが、1924年にセーレンセンは水素イオンの活量の逆数の常用対数 に定義を改めた。測定上の原理的な問題があるものの、活量を用いたこの定義が、概念上の定義としてIUPACやJISで現在採用されている。しかしながら、希薄溶液において活量はモル濃度をmol/Lで除したものにほぼ等しいため、通常pHはモル濃度から計算される。通常は大気圧の下にある薄い水溶液の値を指す。酸や塩基の濃度が十分に低ければ、濁った水(懸濁液・乳濁液など)でも測定可能である。 常温常圧の水溶液 (pH + pOH = 14)では、水溶液のpHが7より小さいときは酸性、7より大きいときはアルカリ性、7付近のときは中性である。pHが小さいほど水素イオン濃度は高い。pHが1減少すると水素イオン濃度は10倍になり、逆に1増加すると水素イオン濃度は10分の1になる。酸性の原因は水素イオンなので、pHが中性のときの値よりも小さくなればなるほど酸性が強くなる。一方、アルカリ性の原因は水酸化物イオンである。水溶液の水素イオン濃度が10分の1になると、質量作用の法則に従って水酸化物イオンの濃度は10倍になるので、pHが中性のときの値よりも大きくなればなるほどアルカリ性が強くなる。 質量パーセント濃度が数 % 以下の水溶液のpHは、おおむね0 - 14の範囲にある。市販のpHメーターで計測できるのも、通常は0 - 14までか、それより狭い範囲である。pHがこの範囲から外れるような液体の場合は、モル濃度による値と活量による値の差が無視できないほど大きくなるので、水素イオン濃度をmol/L単位で表した数値の逆数の常用対数がpHである、と考えるのは不適当である。モル濃度が 1 mol/L を超えるような、濃厚な酸や濃厚アルカリ溶液の酸性・アルカリ性の強さは、酸度関数によって表現するのが一般的である。 (ja)
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  • 水素イオン指数(すいそイオンしすう、独: Wasserstoffionenexponent)とは、溶液の液性(酸性・アルカリ性の程度)を表す物理量で、記号pH(ピーエッチ、ペーハー(参照)、英: potential of hydrogen)で表す。水素イオン濃度指数または水素指数とも呼ばれる。1909年にデンマークの生化学者セーレン・セーレンセンが提案した。現在は水素イオンの活量により定義される。 pHは、水素イオンのモル濃度をmol/Lで除した値の逆数の常用対数 として定義されたが、1924年にセーレンセンは水素イオンの活量の逆数の常用対数 に定義を改めた。測定上の原理的な問題があるものの、活量を用いたこの定義が、概念上の定義としてIUPACやJISで現在採用されている。しかしながら、希薄溶液において活量はモル濃度をmol/Lで除したものにほぼ等しいため、通常pHはモル濃度から計算される。通常は大気圧の下にある薄い水溶液の値を指す。酸や塩基の濃度が十分に低ければ、濁った水(懸濁液・乳濁液など)でも測定可能である。 (ja)
  • 水素イオン指数(すいそイオンしすう、独: Wasserstoffionenexponent)とは、溶液の液性(酸性・アルカリ性の程度)を表す物理量で、記号pH(ピーエッチ、ペーハー(参照)、英: potential of hydrogen)で表す。水素イオン濃度指数または水素指数とも呼ばれる。1909年にデンマークの生化学者セーレン・セーレンセンが提案した。現在は水素イオンの活量により定義される。 pHは、水素イオンのモル濃度をmol/Lで除した値の逆数の常用対数 として定義されたが、1924年にセーレンセンは水素イオンの活量の逆数の常用対数 に定義を改めた。測定上の原理的な問題があるものの、活量を用いたこの定義が、概念上の定義としてIUPACやJISで現在採用されている。しかしながら、希薄溶液において活量はモル濃度をmol/Lで除したものにほぼ等しいため、通常pHはモル濃度から計算される。通常は大気圧の下にある薄い水溶液の値を指す。酸や塩基の濃度が十分に低ければ、濁った水(懸濁液・乳濁液など)でも測定可能である。 (ja)
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  • 水素イオン指数 (ja)
  • 水素イオン指数 (ja)
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