レーゲンスブルク(ドイツ語: Regensburg、バイエルン語:Rengschburg)は、ドイツ連邦共和国、バイエルン州に位置するオーバープファルツ行政管区の区都である。人口は約15万人(2021年)。ヨーロッパの歴史において政治・経済・文化の各方面で多くの影響を与えた都市である。中世初期にはすでに、「司教座の所在地、バイエルン大公の宮殿の所在地、そしてルートヴィヒ・ドイツ王(ルートヴィヒ1世)及びアルヌルフ・フォン・ケルンテンの下では 東フランク王権の重要な「所在地sedes」である」。神聖ローマ帝国の時代、16世紀半ばからは頻繁に帝国議会が、1663年から1684年までは途中一度も閉会することなく「永久帝国議会」(Immerwährender Reichstag)がこの市で開催された。 レーゲンスブルクのザンクト・エメラム修道院は、代々皇帝特別主席代理を務め、ヨーロッパの郵便事業などを独占的に取り仕切ったトゥルン・ウント・タクシス家の居所である。 2006年の第30回世界遺産委員会で旧市街地が世界遺産レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフとして登録された。ドナウ川とレーゲン川の合流近くに所在することから交通の要衝として栄え、BMWなどの自動車製造業・ドイツテレコムなどの通信IT事業などの様々な工場が置かれ高い就業率となっている。