ニュルンベルク(標準ドイツ語:Nürnberg [ˈnʏrnbɛrk]、バイエルン語:Niamberg、上部フランケン語(東フランケン語):Nämberch)は、ドイツ連邦共和国南部に位置し、バイエルン州のミッテルフランケン行政管区に属する郡独立市。 人口50万人を超えるバイエルン州第2の都市(ドイツ全体では14番目)である。隣接するフュルト、エアランゲン、シュヴァーバッハとともにフランケン地方の経済的・文化的中心をなしている。 中世から続く伝統ある、ドイツ史にとって極めて重要な都市である。神聖ローマ帝国の帝国会議が最も多く開かれ、歴代の神聖ローマ皇帝が居住・滞在したニュルンベルク城を有し、神聖ローマ皇帝の正当性を証するを含む帝国宝物が保管された。また、19世紀のドイツ統一を主導したホーエンツォレルン家がニュルンベルク城伯を世襲してきた都市である。 このように歴史的に重要な都市であったことから、ナチス政権も政権掌握後一貫してナチ党党大会(別名:ニュルンベルク党大会)をニュルンベルクで開催し、ユダヤ人の公民権を剥奪したとして悪名高いニュルンベルク法などが制定された。それゆえナチス政権要人を裁く「ニュルンベルク裁判」が象徴的に行われたことでも知られる。こういった歴史を辿った都市であることから、人権問題に積極的にかかわっていく姿勢を示している。