ハインリヒ3世(Heinrich III., 1017年10月28日 - 1056年10月5日)はザーリアー朝第2代ローマ王(ドイツ王、在位:1028年 - 1056年)、ローマ教会の皇帝ヘンリクス3世(神聖ローマ皇帝、戴冠:1046年12月25日)。ザーリアー朝初代コンラート2世の子。ドイツ君主として史上最大の権勢を誇り、イタリアとブルグントへの宗主権を持ち、皇帝として戴冠する前の王の称号としてローマ王を定着させた。黒王とも呼ばれる。しかし皇帝として即位する前にイタリア王となる伝統も残った。1039年までは先帝が崩御するまでの共同王。