dbo:abstract
|
- ニート(イギリス英語: Not in Education, Employment or Training, NEET)は、就学・就労していない、また職業訓練も受けていない若者(15-29歳)を意味する用語である。そのためOECD定義では、労働力人口(若年失業者; 就職活動を行っている)と非労働力人口(就職活動を行っていない)の両者が含まれる。 ほぼすべてのOECD諸国において、ニート率は男性よりも女性のほうが4ポイントほど高い。女性は教育を受けられないリスクが高いため、それが非就学・非就業につながっているとされる。また、年齢層が高いほど子供を持つ可能性が上がるため、男女差も顕著になる。このため、女性が無報酬の家事や子供の世話をすることが多いという、ジェンダーに関連した伝統的な役割分担(シャドウ・ワーク)が背景にあるとOECDは指摘している。 元々はイギリスの労働政策において出てきた用語で、1999年に同国の政府機関・社会的排除ユニット (Social Exclusion Unit) が作成した調査報告書『Bridging the Gap』の中にある一文「Bridging the Gap: New Opportunities for 16-18 years olds not in education, employment or training」(日本語訳「ギャップを埋める:教育、雇用、職業訓練に参加していない 16〜18歳の若者に対する新しい機会」)の「not in education, employment or training」という部分の頭文字を取り、『NEET』と略したものが始まりである。 日本では、非労働力人口(無職であり求職活動を行っていない)のうち、通学・家事を行っていない者を指しており若年無業者と呼称している。日本におけるニートの定義は若年失業者(無職であるが就職活動を行っている)を除外するため、注意が必要である。 (ja)
- ニート(イギリス英語: Not in Education, Employment or Training, NEET)は、就学・就労していない、また職業訓練も受けていない若者(15-29歳)を意味する用語である。そのためOECD定義では、労働力人口(若年失業者; 就職活動を行っている)と非労働力人口(就職活動を行っていない)の両者が含まれる。 ほぼすべてのOECD諸国において、ニート率は男性よりも女性のほうが4ポイントほど高い。女性は教育を受けられないリスクが高いため、それが非就学・非就業につながっているとされる。また、年齢層が高いほど子供を持つ可能性が上がるため、男女差も顕著になる。このため、女性が無報酬の家事や子供の世話をすることが多いという、ジェンダーに関連した伝統的な役割分担(シャドウ・ワーク)が背景にあるとOECDは指摘している。 元々はイギリスの労働政策において出てきた用語で、1999年に同国の政府機関・社会的排除ユニット (Social Exclusion Unit) が作成した調査報告書『Bridging the Gap』の中にある一文「Bridging the Gap: New Opportunities for 16-18 years olds not in education, employment or training」(日本語訳「ギャップを埋める:教育、雇用、職業訓練に参加していない 16〜18歳の若者に対する新しい機会」)の「not in education, employment or training」という部分の頭文字を取り、『NEET』と略したものが始まりである。 日本では、非労働力人口(無職であり求職活動を行っていない)のうち、通学・家事を行っていない者を指しており若年無業者と呼称している。日本におけるニートの定義は若年失業者(無職であるが就職活動を行っている)を除外するため、注意が必要である。 (ja)
|