朝鮮(朝鮮半島)の連合軍軍政期(れんごうぐんぐんせいき)は、朝鮮の歴史において、第二次世界大戦で朝鮮総督府が降伏した1945年9月9日から、大韓民国(韓国)・朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が相次いで建国される1948年までの間、連合国2か国軍による占領統治が行われていた時代である。この時代以降、朝鮮は38度線を境とするの時代を迎えることになる。 同時期に連合国が占領統治を行ったオーストリアやドイツと異なり、連合国は信託統治を予定する朝鮮に中央政府や占領統治を統括する機関を設置しなかった。その為、冷戦が激化する中で統治者のアメリカ軍とソビエト連邦軍が統一的な施策を行わず、朝鮮は最終的に資本主義陣営(大韓民国)と共産主義陣営(朝鮮民主主義人民共和国)による分断国家として独立する事態を迎えた。