朝鮮人民共和国臨時政府(ちょうせんじんみんきょうわこくりんじせいふ、조선인민공화국)は、第二次世界大戦に日本が降伏する過程で、朝鮮総督府から朝鮮の行政権を移譲されて1945年9月6日から短期間存在した臨時政府である。 国家の承認、政府承認をした国や外交関係を樹立した国もなく、また実質的な統治機構を形成できなかったため、大韓民国臨時政府と同様に国際法上の「国家」とはみなされない。しかしながら、朝鮮人民共和国の地方組織である人民委員会は、ソ連軍が占領した北朝鮮(北緯38度線以北)地域で存続し続け、後の北朝鮮人民委員会、更には朝鮮民主主義人民共和国の礎となっていった。