笠(かさ)は、被り物の一種。雨や雪、直射日光などが当たらないように頭に被る道具で、外出の際に顔を隠すのに用いることもある。東アジアおよび東南アジアで古くから広く用いられている。傘(かさ)、差傘/差し傘(さしがさ)、手傘(てがさ)と区別する意をもって(かぶりがさ)ともいう。 助数詞は、蓋(かい、(がい)、笠(りゅう)、頭(かしら)、枚(まい)。 転義として以下のものがある。 1. * 被り物の「笠」のような形状の物を、被り物の笠に譬えていう。 2. * 紋所の名の一つ。家紋の一つ。ともいう。笠の図案の助数詞は蓋(かい)。 3. * 日本語の姓氏の一つ。 本項では、被り物の笠を主として解説し、その後に、などについて解説する。