死に装束/死装束(しにしょうぞく、英語:burial clothes)とは、広義には、死者に着せる装束(衣装)をいう。世界に遍在するが、時代・歴史・文化・宗教などによって様々に異なる。なお、聖骸布が有名なキリスト教圏の "shroud" (埋葬布)のように、装束でなく布を纏わせる文化も多く、それを「死に装束」とはいわない。しかし、葬儀の際に死者に着せるフューネラルドレス(英語:funeral dress)は、欧米文化における死に装束の一種といえる。 仏教文化圏における死者に着せる浄衣、すなわち、死者を僧の姿になぞらえた「経帷子(きょうかたびら)」とその別名である「経衣(きょうえ)」、生前に着ることからそのように呼ぶ「寿衣(じゅい)」なども、死に装束の一種であり、これらを狭義あるいは狭義の一つと捉えることができる。