共通祖先(きょうつうそせん、Common descent)とは、生物進化をさかのぼることで生まれた「全生物の祖先型生命」の概念を表す語である。共通祖先の存在は概念的には古くから提唱されていたものの科学的にその存在が提唱されたのは1987年以降であり、そこにはカール・ウーズによる古細菌の発見が重要な役割を演じている。 本記事は「生命の起源」では論じられない生命誕生後の進化やそのあり方について解説する。化学進化後の原始生命体については当該記事を参照。 別名としてはさまざまな名前が多くの学者によって提唱されており、そのすべてのニュアンスが微妙に異なっているために後述する。