天然痘ウイルス(てんねんとうウイルス、Variola virus)は、ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属に属する2本鎖DNAウイルスの1種で、天然痘(痘瘡)の病原体であり、人間にのみ感染する。1-2週間の潜伏期の後に急激な発熱・頭痛・関節痛が発症、数日後にイボのような発疹が出現し、生還してもあばたを皮膚に残す後遺症がある。致死率は20~50%に達する。1977年が最後の感染者の発生年であり、WHOは1980年に天然痘撲滅宣言をした。 日本語では痘瘡ウイルス(とうそうウイルス)、バリオラウイルスとも呼ばれる。人類が根絶に成功した最初の病原体で、2020年現在自然界には存在せず、アメリカ疾病予防管理センターとロシア国立ウイルス学・生物工学研究センターの2施設のみに現存しているとされている。

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  • 天然痘ウイルス(てんねんとうウイルス、Variola virus)は、ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属に属する2本鎖DNAウイルスの1種で、天然痘(痘瘡)の病原体であり、人間にのみ感染する。1-2週間の潜伏期の後に急激な発熱・頭痛・関節痛が発症、数日後にイボのような発疹が出現し、生還してもあばたを皮膚に残す後遺症がある。致死率は20~50%に達する。1977年が最後の感染者の発生年であり、WHOは1980年に天然痘撲滅宣言をした。 日本語では痘瘡ウイルス(とうそうウイルス)、バリオラウイルスとも呼ばれる。人類が根絶に成功した最初の病原体で、2020年現在自然界には存在せず、アメリカ疾病予防管理センターとロシア国立ウイルス学・生物工学研究センターの2施設のみに現存しているとされている。 (ja)
  • 天然痘ウイルス(てんねんとうウイルス、Variola virus)は、ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属に属する2本鎖DNAウイルスの1種で、天然痘(痘瘡)の病原体であり、人間にのみ感染する。1-2週間の潜伏期の後に急激な発熱・頭痛・関節痛が発症、数日後にイボのような発疹が出現し、生還してもあばたを皮膚に残す後遺症がある。致死率は20~50%に達する。1977年が最後の感染者の発生年であり、WHOは1980年に天然痘撲滅宣言をした。 日本語では痘瘡ウイルス(とうそうウイルス)、バリオラウイルスとも呼ばれる。人類が根絶に成功した最初の病原体で、2020年現在自然界には存在せず、アメリカ疾病予防管理センターとロシア国立ウイルス学・生物工学研究センターの2施設のみに現存しているとされている。 (ja)
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