六脚類(ろっきゃくるい、hexapod, 学名: Hexapoda)は、節足動物を大きく分けた分類群の1つ、分類学上は一般に六脚亜門とされる。3対6本の脚を胸部に持ち、昆虫およびそれと共通点の多い内顎類で構成される。 内顎類(内顎綱)のトビムシ目・カマアシムシ目・コムシ目はかつて昆虫(昆虫綱)に含まれる経緯があった。後に昆虫と区別され、この六脚類の分類体系に至った。これにより、六脚類は「古典的な昆虫類」に相当で、ときには「広義の昆虫類」扱いともされる。 2010年代現在、六脚類と他の節足動物の系統関係については、側系統の甲殻類から派生し、共に汎甲殻類(Pancrustacea)を構成する説が広く認められる。この場合、汎甲殻類は亜門扱いされ、そのうち六脚類は六脚上綱もしくは六脚綱とされることもある。