旧翅下綱または旧翅節(Paleoptera)は、昆虫綱を大きく分けた分類群の一つ。伝統的に、翅を持つがそれを腹部側へと畳むことが出来ない原始的な昆虫は旧翅下綱に属するとされている。一方、翅を腹部側へと畳める昆虫は新翅下綱に属するとされる。現生ではカゲロウ目とトンボ目のみがこれに含まれる。これらの昆虫は、羽を広げるか、背中に立てるかすることはできるが、腹部背面に平らに寝かせることは出来ない。昆虫の翅は胸部に2対あり、飛行時には左右に広げてこれを上下に羽ばたかせる。上記の二目の昆虫は、その動きの途中で翅を止めるわけである。それ以外の昆虫は広げた羽の先端を後方に回す形で腹部背面で重ねることができる(チョウなど一部の昆虫はトンボやカゲロウと同じように畳む)。

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  • 旧翅下綱または旧翅節(Paleoptera)は、昆虫綱を大きく分けた分類群の一つ。伝統的に、翅を持つがそれを腹部側へと畳むことが出来ない原始的な昆虫は旧翅下綱に属するとされている。一方、翅を腹部側へと畳める昆虫は新翅下綱に属するとされる。現生ではカゲロウ目とトンボ目のみがこれに含まれる。これらの昆虫は、羽を広げるか、背中に立てるかすることはできるが、腹部背面に平らに寝かせることは出来ない。昆虫の翅は胸部に2対あり、飛行時には左右に広げてこれを上下に羽ばたかせる。上記の二目の昆虫は、その動きの途中で翅を止めるわけである。それ以外の昆虫は広げた羽の先端を後方に回す形で腹部背面で重ねることができる(チョウなど一部の昆虫はトンボやカゲロウと同じように畳む)。 (ja)
  • 旧翅下綱または旧翅節(Paleoptera)は、昆虫綱を大きく分けた分類群の一つ。伝統的に、翅を持つがそれを腹部側へと畳むことが出来ない原始的な昆虫は旧翅下綱に属するとされている。一方、翅を腹部側へと畳める昆虫は新翅下綱に属するとされる。現生ではカゲロウ目とトンボ目のみがこれに含まれる。これらの昆虫は、羽を広げるか、背中に立てるかすることはできるが、腹部背面に平らに寝かせることは出来ない。昆虫の翅は胸部に2対あり、飛行時には左右に広げてこれを上下に羽ばたかせる。上記の二目の昆虫は、その動きの途中で翅を止めるわけである。それ以外の昆虫は広げた羽の先端を後方に回す形で腹部背面で重ねることができる(チョウなど一部の昆虫はトンボやカゲロウと同じように畳む)。 (ja)
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  • * カゲロウ目 (蜉蝣目, ) * †Palaeodictyoptera * †Megasecoptera * †Archodonata * †Diaphanopterodea * トンボ目 (蜻蛉目, ) * †オオトンボ目 (原蜻蛉目, ) (ja)
  • * カゲロウ目 (蜉蝣目, ) * †Palaeodictyoptera * †Megasecoptera * †Archodonata * †Diaphanopterodea * トンボ目 (蜻蛉目, ) * †オオトンボ目 (原蜻蛉目, ) (ja)
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  • (ja)
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  • 有翅下綱 (ja)
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  • 旧翅節 (ja)
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  • Paleoptera (ja)
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  • 旧翅節 Paleoptera (ja)
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  • 旧翅下綱または旧翅節(Paleoptera)は、昆虫綱を大きく分けた分類群の一つ。伝統的に、翅を持つがそれを腹部側へと畳むことが出来ない原始的な昆虫は旧翅下綱に属するとされている。一方、翅を腹部側へと畳める昆虫は新翅下綱に属するとされる。現生ではカゲロウ目とトンボ目のみがこれに含まれる。これらの昆虫は、羽を広げるか、背中に立てるかすることはできるが、腹部背面に平らに寝かせることは出来ない。昆虫の翅は胸部に2対あり、飛行時には左右に広げてこれを上下に羽ばたかせる。上記の二目の昆虫は、その動きの途中で翅を止めるわけである。それ以外の昆虫は広げた羽の先端を後方に回す形で腹部背面で重ねることができる(チョウなど一部の昆虫はトンボやカゲロウと同じように畳む)。 (ja)
  • 旧翅下綱または旧翅節(Paleoptera)は、昆虫綱を大きく分けた分類群の一つ。伝統的に、翅を持つがそれを腹部側へと畳むことが出来ない原始的な昆虫は旧翅下綱に属するとされている。一方、翅を腹部側へと畳める昆虫は新翅下綱に属するとされる。現生ではカゲロウ目とトンボ目のみがこれに含まれる。これらの昆虫は、羽を広げるか、背中に立てるかすることはできるが、腹部背面に平らに寝かせることは出来ない。昆虫の翅は胸部に2対あり、飛行時には左右に広げてこれを上下に羽ばたかせる。上記の二目の昆虫は、その動きの途中で翅を止めるわけである。それ以外の昆虫は広げた羽の先端を後方に回す形で腹部背面で重ねることができる(チョウなど一部の昆虫はトンボやカゲロウと同じように畳む)。 (ja)
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  • 旧翅下綱 (ja)
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