顎基(gnathobase)とは、節足動物の付属肢(関節肢)の基部に備わる摂食用の突起物(内葉)である。 対になる付属肢のそれぞれの基部(基節もしくは原節)の内側から生えて、往々にして鋸歯や剛毛が並んでいる。体の腹面で正中線に向かって嚙み合う構造となる。大顎類(多足類・甲殻類・六脚類)全般の口器(大顎・小顎・顎脚など)に多く見られるほか、鋏角類のカブトガニとウミサソリ(節口類)、およびハベリア、三葉虫やシドネイアなどの化石節足動物の付属肢も顎基をもつ。 * カブトエビの第2胸肢の顎基(en1) * カブトガニ類の前体の断面図。腹側中央に脚の基部から突出した1対の顎基がある。 * ハベリアの頭部の腹側。発達した5対の顎基をもつ。

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  • 顎基(gnathobase)とは、節足動物の付属肢(関節肢)の基部に備わる摂食用の突起物(内葉)である。 対になる付属肢のそれぞれの基部(基節もしくは原節)の内側から生えて、往々にして鋸歯や剛毛が並んでいる。体の腹面で正中線に向かって嚙み合う構造となる。大顎類(多足類・甲殻類・六脚類)全般の口器(大顎・小顎・顎脚など)に多く見られるほか、鋏角類のカブトガニとウミサソリ(節口類)、およびハベリア、三葉虫やシドネイアなどの化石節足動物の付属肢も顎基をもつ。 * カブトエビの第2胸肢の顎基(en1) * カブトガニ類の前体の断面図。腹側中央に脚の基部から突出した1対の顎基がある。 * ハベリアの頭部の腹側。発達した5対の顎基をもつ。 (ja)
  • 顎基(gnathobase)とは、節足動物の付属肢(関節肢)の基部に備わる摂食用の突起物(内葉)である。 対になる付属肢のそれぞれの基部(基節もしくは原節)の内側から生えて、往々にして鋸歯や剛毛が並んでいる。体の腹面で正中線に向かって嚙み合う構造となる。大顎類(多足類・甲殻類・六脚類)全般の口器(大顎・小顎・顎脚など)に多く見られるほか、鋏角類のカブトガニとウミサソリ(節口類)、およびハベリア、三葉虫やシドネイアなどの化石節足動物の付属肢も顎基をもつ。 * カブトエビの第2胸肢の顎基(en1) * カブトガニ類の前体の断面図。腹側中央に脚の基部から突出した1対の顎基がある。 * ハベリアの頭部の腹側。発達した5対の顎基をもつ。 (ja)
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  • 顎基(gnathobase)とは、節足動物の付属肢(関節肢)の基部に備わる摂食用の突起物(内葉)である。 対になる付属肢のそれぞれの基部(基節もしくは原節)の内側から生えて、往々にして鋸歯や剛毛が並んでいる。体の腹面で正中線に向かって嚙み合う構造となる。大顎類(多足類・甲殻類・六脚類)全般の口器(大顎・小顎・顎脚など)に多く見られるほか、鋏角類のカブトガニとウミサソリ(節口類)、およびハベリア、三葉虫やシドネイアなどの化石節足動物の付属肢も顎基をもつ。 * カブトエビの第2胸肢の顎基(en1) * カブトガニ類の前体の断面図。腹側中央に脚の基部から突出した1対の顎基がある。 * ハベリアの頭部の腹側。発達した5対の顎基をもつ。 (ja)
  • 顎基(gnathobase)とは、節足動物の付属肢(関節肢)の基部に備わる摂食用の突起物(内葉)である。 対になる付属肢のそれぞれの基部(基節もしくは原節)の内側から生えて、往々にして鋸歯や剛毛が並んでいる。体の腹面で正中線に向かって嚙み合う構造となる。大顎類(多足類・甲殻類・六脚類)全般の口器(大顎・小顎・顎脚など)に多く見られるほか、鋏角類のカブトガニとウミサソリ(節口類)、およびハベリア、三葉虫やシドネイアなどの化石節足動物の付属肢も顎基をもつ。 * カブトエビの第2胸肢の顎基(en1) * カブトガニ類の前体の断面図。腹側中央に脚の基部から突出した1対の顎基がある。 * ハベリアの頭部の腹側。発達した5対の顎基をもつ。 (ja)
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  • 顎基 (ja)
  • 顎基 (ja)
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