ユーカリ(有加利)はフトモモ科ユーカリ属(Eucalyptus)の樹木の総称。常緑高木となるものが多い。2020年の時点では900種近くの種類が存在すると推定されている。 和名のユーカリは、属名の英語読み「ユーカリプタス」を短縮したもの。学名の語源は eu-(真に・強く・良く)+ kalyptós(…で覆った)、つまり「良い蓋」を意味するギリシア語をラテン語化したもの。蕾のがくと花弁が合着して蓋状となること、あるいは乾燥地でもよく育って大地を緑で被うことに由来して命名されたとされる。中国語や漢語では「桉樹」と書く。 なお、Corymbia、Angophora 等の近縁の数属もユーカリと共に扱われることがある。 世界各地で移植・栽培されている(参照: 利用)。コアラの食物としてもよく知られている(参照: )。