エスファハーン(ペルシア語: اصفهان; Eṣfahān [esfæˈhɒːn]、英: Isfahan) は、イランの都市。エスファハーン州の州都。テヘランの南約340kmに位置する。日本語では、慣例的にイスファハン、イスファハーンとも表記される。 古くからの政治・文化・交通の拠点であり、16世紀末にサファヴィー朝の首都に定められ発展した。当時の繁栄は「エスファハーンは世界の半分( Esfahān nesf-e-jahān ast 、エスファハーン・ネスフェ・ジャハーン)」と賞賛され、この街を訪れたヨーロッパの商人も繁栄の記録を残している。イラン人にとってエスファハーンは歴史的・文化的に重要な町であり、町の美しさは「イランの真珠」と例えられる。 町は16世紀以前に建設された旧市街と、サファヴィー朝の王アッバース1世が建設した新市街で構成される。有名なイマーム・モスク(王のモスク)などがある新市街のイマーム広場(王の広場)は、ユネスコにより世界遺産に登録されている。