ナタンズ(ペルシア語: نطنز‎、Natanz/Naţanz)は、イランの都市。エスファハーン州の郡都に定められている。2006年当時に行われた国勢調査では、人口12,060人、3,411世帯。カーシャーンの南東70kmに位置する。 ナタンズはザグロス山脈に含まれるケルケス(キャルキャス)山地の北側に建ち、町の南西には標高3,895mの(Kuh-e Karkas)がそびえる。テヘランとエスファハーンを結ぶ高速道路のルートからは外れており、カーシャーンとヤズドを結ぶ幹線道路から19km奥まった地点に位置する。 ナタンズの特産品としてナシの果実が知られている。 イランがイスラーム化される前から、ナタンズはイラン高原中央部の交通の要地となっていた。ナタンズに存在する霊廟はスーフィーのアブド・サマド・イスファハーニーの墓として知られている。霊廟はアブド・サマドの弟子であるイルハン朝のワズィール(宰相)ザイヌルディーンによって建立されたものである。1304年から現在に至るまで複数回行われた増築・修復によって、霊廟にはハーンカーやムカルナスといった設備が増築されていった。また、ナタンズにはセルジューク朝時代の遺構も多く残る。

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  • ナタンズ(ペルシア語: نطنز‎、Natanz/Naţanz)は、イランの都市。エスファハーン州の郡都に定められている。2006年当時に行われた国勢調査では、人口12,060人、3,411世帯。カーシャーンの南東70kmに位置する。 ナタンズはザグロス山脈に含まれるケルケス(キャルキャス)山地の北側に建ち、町の南西には標高3,895mの(Kuh-e Karkas)がそびえる。テヘランとエスファハーンを結ぶ高速道路のルートからは外れており、カーシャーンとヤズドを結ぶ幹線道路から19km奥まった地点に位置する。 ナタンズの特産品としてナシの果実が知られている。 イランがイスラーム化される前から、ナタンズはイラン高原中央部の交通の要地となっていた。ナタンズに存在する霊廟はスーフィーのアブド・サマド・イスファハーニーの墓として知られている。霊廟はアブド・サマドの弟子であるイルハン朝のワズィール(宰相)ザイヌルディーンによって建立されたものである。1304年から現在に至るまで複数回行われた増築・修復によって、霊廟にはハーンカーやムカルナスといった設備が増築されていった。また、ナタンズにはセルジューク朝時代の遺構も多く残る。 (ja)
  • ナタンズ(ペルシア語: نطنز‎、Natanz/Naţanz)は、イランの都市。エスファハーン州の郡都に定められている。2006年当時に行われた国勢調査では、人口12,060人、3,411世帯。カーシャーンの南東70kmに位置する。 ナタンズはザグロス山脈に含まれるケルケス(キャルキャス)山地の北側に建ち、町の南西には標高3,895mの(Kuh-e Karkas)がそびえる。テヘランとエスファハーンを結ぶ高速道路のルートからは外れており、カーシャーンとヤズドを結ぶ幹線道路から19km奥まった地点に位置する。 ナタンズの特産品としてナシの果実が知られている。 イランがイスラーム化される前から、ナタンズはイラン高原中央部の交通の要地となっていた。ナタンズに存在する霊廟はスーフィーのアブド・サマド・イスファハーニーの墓として知られている。霊廟はアブド・サマドの弟子であるイルハン朝のワズィール(宰相)ザイヌルディーンによって建立されたものである。1304年から現在に至るまで複数回行われた増築・修復によって、霊廟にはハーンカーやムカルナスといった設備が増築されていった。また、ナタンズにはセルジューク朝時代の遺構も多く残る。 (ja)
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  • ナタンズ(ペルシア語: نطنز‎、Natanz/Naţanz)は、イランの都市。エスファハーン州の郡都に定められている。2006年当時に行われた国勢調査では、人口12,060人、3,411世帯。カーシャーンの南東70kmに位置する。 ナタンズはザグロス山脈に含まれるケルケス(キャルキャス)山地の北側に建ち、町の南西には標高3,895mの(Kuh-e Karkas)がそびえる。テヘランとエスファハーンを結ぶ高速道路のルートからは外れており、カーシャーンとヤズドを結ぶ幹線道路から19km奥まった地点に位置する。 ナタンズの特産品としてナシの果実が知られている。 イランがイスラーム化される前から、ナタンズはイラン高原中央部の交通の要地となっていた。ナタンズに存在する霊廟はスーフィーのアブド・サマド・イスファハーニーの墓として知られている。霊廟はアブド・サマドの弟子であるイルハン朝のワズィール(宰相)ザイヌルディーンによって建立されたものである。1304年から現在に至るまで複数回行われた増築・修復によって、霊廟にはハーンカーやムカルナスといった設備が増築されていった。また、ナタンズにはセルジューク朝時代の遺構も多く残る。 (ja)
  • ナタンズ(ペルシア語: نطنز‎、Natanz/Naţanz)は、イランの都市。エスファハーン州の郡都に定められている。2006年当時に行われた国勢調査では、人口12,060人、3,411世帯。カーシャーンの南東70kmに位置する。 ナタンズはザグロス山脈に含まれるケルケス(キャルキャス)山地の北側に建ち、町の南西には標高3,895mの(Kuh-e Karkas)がそびえる。テヘランとエスファハーンを結ぶ高速道路のルートからは外れており、カーシャーンとヤズドを結ぶ幹線道路から19km奥まった地点に位置する。 ナタンズの特産品としてナシの果実が知られている。 イランがイスラーム化される前から、ナタンズはイラン高原中央部の交通の要地となっていた。ナタンズに存在する霊廟はスーフィーのアブド・サマド・イスファハーニーの墓として知られている。霊廟はアブド・サマドの弟子であるイルハン朝のワズィール(宰相)ザイヌルディーンによって建立されたものである。1304年から現在に至るまで複数回行われた増築・修復によって、霊廟にはハーンカーやムカルナスといった設備が増築されていった。また、ナタンズにはセルジューク朝時代の遺構も多く残る。 (ja)
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