第11SS義勇装甲擲弾兵師団「ノルトラント」(独:11. SS-Freiwilligen-Panzergrenadier-Division "Nordland")は、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ武装親衛隊の師団。1943年夏に創設され、クロアチアでの訓練と対パルチザン戦を経た後に東部戦線に出陣し、オラニエンバウム戦線、ナルヴァ戦線、クールラント戦線、ポメラニア戦線、ベルリンの戦いに参加した。 「ノルトラント」(独:Nordland、「北国」の意)という名称が示すように、この師団の人員はスカンジナビア半島出身の外国人義勇兵を多く含んでいたが、北欧以外のヨーロッパ各国出身の義勇兵、南欧出身の民族ドイツ人も所属していた。1945年5月の終戦までに少なくともデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、オランダ、ベルギー、フランス、エストニア、ルーマニア、スペイン、スイス、イギリス出身の外国人義勇兵がこの師団で戦うか、一時的に所属していた。