戦闘団(せんとうだん)とは陸軍の複数兵科の戦闘部隊が、諸兵科連合部隊として単一の部隊として編成されたものを指す。この先駆けは第二次世界大戦中のドイツ国防軍のカンプグルッペ(独:Kampfgruppe kampf=英fight)である。諸兵科連合部隊は、様々な規模で編成されるが、戦闘団の名称の場合には主に連隊規模のものである。連隊戦闘団(英:Regimental Combat Team レジメンタル・コンバット・チーム, RCT )ともいう。 陸軍において、各戦闘部隊は通常、歩兵のみや戦車のみなど、単一兵科で構成されている。これは、単一兵科であった方が、管理・教育・訓練・補給などが行いやすいためである。しかし、各兵科には、戦闘の際に、お互いの持つ弱点をカバーし、利点を生かすために、諸兵科連合部隊を構成する必要がある。この諸兵科連合部隊で主に連隊規模のものが戦闘団である。戦闘団は、管理などが複雑化する為、恒久的な性格を持つものではなく、必要に応じて柔軟に編成されるものである。